Stylist:/Colorist:Takashi OHKURA 
Photo:gaku/Costume:TAMA 



スタイリスト:
今回の撮影では、ONとOFFで言えば、OFFのプライベートな空間、時間に見せる、
女性の幸福感、みたいなものを表現してみようと考えていました。
それは、被写体のモデルさん自身の幸福感、と言うよりは、むしろ、
見てる側が幸せな気分になれるような写真にしたくて、というのが狙いです。


大倉:
普段は見過ごしがちな、何気ない瞬間にこそ、幸せが隠れている、ということに、
誰もが気づいているんだとは思うんですけど、でもそれって、
自分が一瞬感じるだけのことが多くて、みんなとはなかなか共有できない。
でも、人が“素”の状態の時で、ふと感じる幸せな感じ、その人の表情を見て、
こちらが感じる何とも言えない幸せな感じ、というのがあると思うんです。
そんな瞬間を切りとってみたかった。









スタイリスト:
スタイルは、きっちりとしたボブです。
これはどちらかというとON。
でも、プライベートでは、ちょっとかき上げてニュアンスをつけてみたり、お団子にしたりして、リラックスした気分の時でも、何気なさの中にもベースのカットがしっかりしていれば、ちゃんとオシャレなスタイルにはなります。
シャキっとシェイプすれば、キリッとなるし、クシャっと手ぐしを入れても、ベースは崩れないスタイルなんです。


















大倉:
そういうコンセプトなので、今回はコントラストはつけずに、彩度コントロールで、
同じ明るさの色味の違うカラーが入れてあります。
ミドルライトで、明度は同じの異なった三色を使うことで、動いたときに
ブレンドするようにしています。
テクニックはスライシングのみ。
顔周りに、暖かみのある色味が多くなるようにすることで、やわらかい雰囲気が
出せればと。
















メイク:
メイクは、今回はONとOFFの2パターンにしました。
ONは、彼女のもってる飾らないナチュラルな部分を表現しました。
ベースはセミマットでスッピンに近い質感に仕上げ、ピュアで何気ない瞬間にドキッとするようなシンプルかつ彼女の持つ魅力を引き出したメイクアップです。

OFFの方は、ツヤ感の中に血色をプラスしたメイクです。
赤みをプラスすることにより、彼女の幸福感がさらに表現できたのではないかなと思います。
パウダーはあまり使わず、チークもリキッドタイプを使用し、肌の内側から血色よく、さらにクリアの赤グロスでツヤっぽく仕上げました。









スタイリスト:
OFFの方、ちょっと赤味を差すだけで、ほんと暖かみや幸福感がでますよね。
女性の技術者って、女性だからこそ感じる、女性の内面性とか、何気ない幸せ感を
ヘアスタイルで表現できればと、それはサロンワークでもいつも思っていることなんです。
その人のプライベートな時間や空間を想像して、いつもきっちりしていなくても、
幸福感を感じられる、お気に入りのヘアスタイル。
そんなスタイルを提案したいと思っています。


大倉:
ある意味、人に見られる、注目を引きたいというエレガントさ的なものとは対極にある、素の状態、
完全なプライベートな状態の中にも、存在そのものから感じる、
ホッとするような幸せ感を捉えてみたかった。
“ハッ”とするんじゃなくて、“ホッ”するスタイル、と言えばいいのか…。






スタイリスト:
ONでは“ハッ”と感じてもらえ、OFFでは“ホッ”できるスタイル。(笑)
なので、OFFの写真は、空間に奥行きを持たせ、立体感のある空間の中で、プライベートへの距離感みたいなものを出すことで、そこに“何気ない瞬間”を感じとってもらえればと思います。
同時に、何となくの“幸せ感”も伝わればな、と。


大倉:
そこにはやはり、女性スタイリストならではの感覚、というのを感じますね。
男性のスタイリストには、やっぱり男ならではの女性像がありますから、女性らしさを求めて作り込む傾向はあるのかなと。
女性の方が意外と淡白で、男前な感じもありますからね。(笑)















スタイリスト:
それはあります。(笑)
男性には、女性にこうあってほしい、みたいな願望もあるでしょうし、
女性の方は意外と冷静ですからね。(笑)

大倉:
何だか、女性の何気ない幸せの瞬間、みたいなこと言ってるオレってどうなのよ、
って感じがしてきたな。(笑)

メイク:
でも男性は、そんな女性の幸せな瞬間、みたいものを想像(妄想?)することで
幸せを感じてるんですよね?(笑)









大倉:
…えっと、、話しが何だかズレてきているみたいなので、この話しはまあこの辺で…。










スタイリスト:
わたしたちのimaii店では、20代から40代まで、同世代のお客さまを中心に、和気藹々と明るいリアルトークを楽しんでいただけるスタッフが、皆さまを心からお迎えしております。


大倉:
皆さまのお越しを、心からお待ちしております。(爆)























次回「IMAGIST 2016年1月号」は、imaii lineaのStylist森井愛子の登場です。





ARCHIVE

SEP.2015 「素」を引き出す。 “0”へのアプローチ by 池田博文


テーマは「素」です。漢字で「素」。カットも、形もシンプル。その中にもショートのこだわりのテクニックを入れてある。
それは「Part of two section」。
モデルさんの持っている魅力は、「素」の中の「強さ」だったり、「しなやかさ」だったりという風に感じていて、その魅力を引きだせればと。
「素」は引き算。…

OCT.2015 「ふり返りたくなるヒミツ」Motonは、Emotion

テーマは“MOTION”。動きです。
モデルさんのヘルシーでセクシーな印象から躍動感を感じとり、髪を動かすことで、女性らしさやしなやかさ、強さをデザインに落とし込んでみました。...

NOV.2015 「フツウに似合っているけど、フツウじゃない!」わかりづらい言い方ですが、ボクにはわかっているんです!by 尾崎敦子


スタイリスト:このスタイルを見たときに、けっこう周りから「超フツウ」と言われたり、「フツウ」って言われると、特に特徴がないみたいに思われがちなんですけど「フツウなんだけど、フツウじゃない」というのが今回の狙いで…。

DEC.2015 「何気ない瞬間の中の、幸福なイメージ」プライベートの“OFF”の時間の“ホッ”とするヘアスタイル by 大倉貴志


今回の撮影では、ONとOFFで言えば、OFFのプライベートな空間、時間に見せる、女性の幸福感、みたいなものを表現してみようと考えていました。
それは、被写体のモデルさん自身の幸福感、と言うよりは、むしろ、見てる側が幸せな気分になれるような写真にしたくて、というのが狙いです。...

JAN.2016 「色を動かす形、形を生かす色」スタイリストとカラリスト、二人だからこそできるプロの仕事 by 森井愛子


カラーリスト:今回の私たちのページ、この企画始まって以来、『初の女性スタイリスト×女性カラリスト』らしいですよ?
森井:ほんとだーー! そういえばそうだよね。

FEB.2016 「懐の深いスタイリストと、カラーの求道者。」by 嶋澤雅美×江波戸大介


嶋澤:今回の撮影では、基本的にはモデルさんの持つ“大人のセクシーな雰囲気”を引き出す。その一点ですね。
江波戸:カラーは、ヘアスタイルが凹凸感で自然に陰影が出る重なりをしているので、束の大きさとかにこだわってみました。

MAR.2016 「山下式『王道フェミニン』の作り方」by 山下賢司


山下:見ての通り、今回は「王道」のフェミニンを作りました。
カラーリスト:春っぽいやわらかさと、そして「触れたくなるような髪」です。

APR.2016 「キャリア30年、佐藤☆博樹の挑戦!」by 佐藤博樹


佐藤:今回のモデルさんは、もう20年ぐらい来てくださっているお客さまで、モデルもやっていただいていて、
最近では「*大人髪」にも登場していただきました。
普段どおりのスタイルですが、いつも心がけている、大人だけどカワイイ、
大人だからこそカワイイ、そしてセクシーさを加味したスタイルです。

MAY.2016 大人の女性の、Enpowerment!by 高橋玲子×江波戸大介


高橋:「モデルさんは、同世代の方で」、というのが、今回の私たちミッションで、
ならば、と、迷わず素敵なモデルさんに出演のオファーをしました。
そして、とってもセンスのいい、ファッショニスタの部分と、ママの部分の
二つの面をアレンジでどう見せるか、というのがテーマでした。

JUL.2016 Street Surfby 高橋拓也


Stylist:テーマは「ストリート」。
「HARAJUKU KAWAII」もそうなんですけど、世界から注目されている原宿のストリートの、今を表現してみたかった。

AUG.2016 「end of summer melancholy feeling


イメージした共通のキーワードは、“西海岸”。
過ぎてゆく夏を惜しむ気持ち、愉しい夏が終わって、ちょっとメランコリックな雰囲気の作品にしてみました。

SEP.2016 「Fanky Wellow Jokerby 石原治和


カラーリスト:今回のimagistでは、直感的に“黄色”それも、蛍光色のビビッドなイエローがまず頭に浮かんで、
そこから、キャスティング、ヘア、衣装へとイメージを広げていきました。

Oct.2016 「LINEA’s COOL&CUTE BEAUTYby 瀧澤克則


モデルさんはlineaに高校時代から通って下さっている方で、もう20年以上になります。
ご主人や二人のお子さま、おばあさまもも、皆さんでlineaをご利用いただいています。

Nov.2016 「Classic is Newby 池田博文


11月のimagistは、よりクラシック感を意識した、この秋冬のテーマの"Old is New"のベースとなるスタイルです。
質感重視に走りすぎないように、フォルムを感じさせるように、カットでしっかりと形を作っています。