Stylist:Reiko TAKAHASHI/Colorist:Daisuke EBATO
Photo:gaku/Costume:TAMA








高橋:
「モデルさんは、同世代の方で」、というのが、今回の私たちミッションで、
ならば、と、迷わず素敵なモデルさんに出演のオファーをしました。
そして、とってもセンスのいい、ファッショニスタの部分と、ママの部分の
二つの面をアレンジでどう見せるか、というのがテーマでした。


江波戸:
今回のモデルさんは、20年ぐらいimaiiに来てくださっている方で、
プロのモデルさんをやっていらした方で、ファッション感度のとても高い方です。









高橋:
なので、今回の衣装は、すべてモデルさんの私服です。
お洒落な大人の女性のファッションを意識したヘアスタイル、というアプローチで、ショートなんですけど、アレンジ次第でいろんなファッションやシーンにマッチしたスタイルを、撮影当日に衣装を見て決めました。

ファッションありき、からのヘアスタイルです。
作りたいヘアに、衣装をスタイリストさんに用意していただくんじゃなくて、ファッションにヘアを合わせていく。
雑誌の撮影なんかと一緒ですね。まずは、モデルさん、そして洋服、そしてヘアメイクの順。








ヘアがこうだから、洋服はこう、ということじゃなく、今日の気分はこんなファッションで、
だからヘアはそのファッションに合わせて自在にアレンジする、できる、というふうに考えているので、
ママでもあるモデルさんには、そんなシーンを想像してクラシックでエレガントなスタイル。
そして、ひとりの女性としてのシーンでは、エレガントでありながらクールなテイストに、という感じです。







江波戸:
カラーは、全体的にハイライトを入れているんですが、微妙な色味なので、写真ではスタイリングのツヤで少し見えにくくはなっています…。

地毛の黒がベースなんですが、黒の堅さの中にやわらかさを出したくて、ウォームブラウンのハイライトを入れています。
全体的にブラウンになる手前の黒、になるようにさじ加減をしていて、掬う量と配置を調整しています。



高橋:
カラーに関しては、“肌がキレイに見える色味&やわらかい印象になるように”ということを意識してオーダーしました。





江波戸:
女性スタイリストならではの視点ですね。
髪の中のコントラストやバランスだけじゃなく、髪と肌のコントラスト。
“肌がキレイに見えるヘアカラー”。
いいコンセプトだと思います。


加來:
メーキャップは、白トップスにデニムの衣装では、飾らない、彼女の魅力をナチュラルに。
素をいかしたメイクです。
ママを意識したブルーのワンピースのカットでは、ヌーディーなベースに目元を少し強調させた、
エレガントでビューティーなメイクにしています。。
女性らしさを強調した、赤リップをもってきたカットでは、ツヤ肌ベースに、赤リップで女性らしく、
大人の色気を強調したセクシーなメイクです。









高橋:
モデルさんをされていたので、ポーズとか表情は慣れていらっしゃって、写真をみると、ヘアやファッションを見せたいんですけど、どちらかというとそういうエレメントは後景に下がって、人間性というか、モデルさんが持っている内側のチカラ、エンパワーメント(内に秘めた力)を感じさせる、ポートレートのような写真になったような気がします。

ヘアやファッションが前面に出るんじゃなくて、その人を活かすための要素としてのファッションであり、ヘアスタイルだと思っているので、ヘアが主張するんじゃなくて、その人に馴染んで溶け込んでしまっているぐらいの自然さが出ればいいなと思っています。







江波戸:
今回は、撮影なのでしっかりツヤを出したスタイリングができていますけど、
お客さまは、普段はきっともっとドライな感じのスタイリングをしていると思うんです。
で、普段どんな感じのスタイリングをしているか、どんなスタイリング剤を使っているのか、
というのは、実はカラーをする上でとっても重要な情報なんです。
普段、どんなスタイリングをされているのかで、カラーのベース作りは全然変わってきます。
日常から逆算して、ベースを決める、というのが、最近のキーワードで、意識していますね。







高橋:
サロンワークでは、私は女性のお客さま、そして同世代の方が多いんです。
髪の悩みなんかも気になる世代なので、悩みを共感できる、というのもあるし、こういうファッションには、こういうヘアスタイル、カジュアルの時にはこうアレンジして、とか、わりとシチュエーションに合わせてアレンジしやすいスタイルを提案しています。

ママの時にはこんなアレンジ、お出掛けの時、ソーシャルな場面ではこうアレンジすると、「ね。」、みたいにできるスタイルです。

仕事のベースが、こんなスタイルをお勧めしたい、というのはわりとなくて、基本、お客さまがどうなりたいか、どんなシーンで、どうしていたいか、というのをよく訊いて、とうのが私のスタイルかもしれません。






…思うんですけど、女性のスタイリストを指名される方は、
わりと「自分はこうしたい、こう見せたい」と、はっきり意見を持ってらっしゃる方が
多い気がするんです。
受け身ではなく、自分をしっかり持っていらっしゃるので、そこにプロ目線の風味を
少し入れつつ形にしてさし上げることも大切なことだと思っています。


江波戸:
さすが、わかる気がします。
カラリストも、女性スタイリストと組むときと、男性スタイリストと組むときのオーダーとか相談するときに、
男のスタイリストは、結構、「こうしたいんだけど...」と、推す、んですよね。
逆にウチの女性スタイリストは、男ほどには推してこない(笑)。


高橋:
男性のスタイリストに、はっきり「こうした方がいいですよ」と、アドバイスされる方が好きで、
その方が納得されるお客さまもいますよね。
ちなみに私がされる立場の場合は、両者の気持ちを持っていますが…。


ファッションに合わせた、ヘアアレンジひとつで、女性のさまざまな表情を引きだせたら、
とサロンワークをさせていただいています。


江波戸:
センスのいい、ファッション感度の高いスタイリスト、高橋玲子、皆さまよろしくお願いいたします。


高橋:
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。







*モデルさんからのひと言*


imaiiさんとの出会いは20年以上前で、
当時モデルの仕事でカリスマ美容師ブームもあり、
あらゆるトップスタイリストさん達がこぞって私の髪を切ってくれていたのですが、
プライベートでずっと信頼して通っていたのはimaiiさんだけ。
何より安心して任せられるのがいいですね。

玲子さんは柔軟でしなやか。
私の好みや気分で変わる細かいこだわりにも応えてくれるので毎回満足。
江波戸さんは本当に仕事が早く、自然で美しいカラーリングはよく褒められます。

























ARCHIVE

SEP.2015 「素」を引き出す。 “0”へのアプローチ by 池田博文


テーマは「素」です。漢字で「素」。カットも、形もシンプル。その中にもショートのこだわりのテクニックを入れてある。
それは「Part of two section」。
モデルさんの持っている魅力は、「素」の中の「強さ」だったり、「しなやかさ」だったりという風に感じていて、その魅力を引きだせればと。
「素」は引き算。…

OCT.2015 「ふり返りたくなるヒミツ」Motonは、Emotion

テーマは“MOTION”。動きです。
モデルさんのヘルシーでセクシーな印象から躍動感を感じとり、髪を動かすことで、女性らしさやしなやかさ、強さをデザインに落とし込んでみました。...

NOV.2015 「フツウに似合っているけど、フツウじゃない!」わかりづらい言い方ですが、ボクにはわかっているんです!by 尾崎敦子


スタイリスト:このスタイルを見たときに、けっこう周りから「超フツウ」と言われたり、「フツウ」って言われると、特に特徴がないみたいに思われがちなんですけど「フツウなんだけど、フツウじゃない」というのが今回の狙いで…。

DEC.2015 「何気ない瞬間の中の、幸福なイメージ」プライベートの“OFF”の時間の“ホッ”とするヘアスタイル by 大倉貴志


今回の撮影では、ONとOFFで言えば、OFFのプライベートな空間、時間に見せる、女性の幸福感、みたいなものを表現してみようと考えていました。
それは、被写体のモデルさん自身の幸福感、と言うよりは、むしろ、見てる側が幸せな気分になれるような写真にしたくて、というのが狙いです。...

JAN.2016 「色を動かす形、形を生かす色」スタイリストとカラリスト、二人だからこそできるプロの仕事 by 森井愛子


カラーリスト:今回の私たちのページ、この企画始まって以来、『初の女性スタイリスト×女性カラリスト』らしいですよ?
森井:ほんとだーー! そういえばそうだよね。

FEB.2016 「懐の深いスタイリストと、カラーの求道者。」by 嶋澤雅美×江波戸大介


嶋澤:今回の撮影では、基本的にはモデルさんの持つ“大人のセクシーな雰囲気”を引き出す。その一点ですね。
江波戸:カラーは、ヘアスタイルが凹凸感で自然に陰影が出る重なりをしているので、束の大きさとかにこだわってみました。

MAR.2016 「山下式『王道フェミニン』の作り方」by 山下賢司


山下:見ての通り、今回は「王道」のフェミニンを作りました。
カラーリスト:春っぽいやわらかさと、そして「触れたくなるような髪」です。

APR.2016 「キャリア30年、佐藤☆博樹の挑戦!」by 佐藤博樹


佐藤:今回のモデルさんは、もう20年ぐらい来てくださっているお客さまで、モデルもやっていただいていて、
最近では「*大人髪」にも登場していただきました。
普段どおりのスタイルですが、いつも心がけている、大人だけどカワイイ、
大人だからこそカワイイ、そしてセクシーさを加味したスタイルです。

MAY.2016 大人の女性の、Enpowerment!by 高橋玲子×江波戸大介


高橋:「モデルさんは、同世代の方で」、というのが、今回の私たちミッションで、
ならば、と、迷わず素敵なモデルさんに出演のオファーをしました。
そして、とってもセンスのいい、ファッショニスタの部分と、ママの部分の
二つの面をアレンジでどう見せるか、というのがテーマでした。

JUL.2016 Street Surfby 高橋拓也


Stylist:テーマは「ストリート」。
「HARAJUKU KAWAII」もそうなんですけど、世界から注目されている原宿のストリートの、今を表現してみたかった。

AUG.2016 「end of summer melancholy feeling


イメージした共通のキーワードは、“西海岸”。
過ぎてゆく夏を惜しむ気持ち、愉しい夏が終わって、ちょっとメランコリックな雰囲気の作品にしてみました。

SEP.2016 「Fanky Wellow Jokerby 石原治和


カラーリスト:今回のimagistでは、直感的に“黄色”それも、蛍光色のビビッドなイエローがまず頭に浮かんで、
そこから、キャスティング、ヘア、衣装へとイメージを広げていきました。

Oct.2016 「LINEA’s COOL&CUTE BEAUTYby 瀧澤克則


モデルさんはlineaに高校時代から通って下さっている方で、もう20年以上になります。
ご主人や二人のお子さま、おばあさまもも、皆さんでlineaをご利用いただいています。

Nov.2016 「Classic is Newby 池田博文


11月のimagistは、よりクラシック感を意識した、この秋冬のテーマの"Old is New"のベースとなるスタイルです。
質感重視に走りすぎないように、フォルムを感じさせるように、カットでしっかりと形を作っています。